テレビでテニスの試合を観戦していると『〇〇選手、ブレークのチャンスですね』とか『何とかキープに成功しましたね』など、解説の人が喋っているのを耳にしますよね。
この記事では、そのような解説を聞いて「なんのこっちゃ?」という人向けに
お伝えしていきます!
テニス言語が分かれば今よりもっとテニス観戦が楽しくなりますよ〜!
ブレーク(ブレイク)とは?
解説を聞いていると『ブレーク』と聞こえますが、正しく表記すると『ブレイク』になります。
サーブを打ち返すことをリターン(レシーブ)と言いますが、その人がゲームを取ることを指す言葉なのです。
一般的に、テニスはサーブが有利な競技なので、不利な状況に置かれているリターン側がサーブを破る(ブレイク)という意味でこう呼ばれています。
ブレイクポイントとは?
勘の良い人はもうお気づきだと思いますが、ブレイクポイントとは、あと1ポイント取ればブレイクできる状態のことです。
有利な状況にある相手のサーブを破ることに王手の状態なので、チャンスということですね!
ちなみに、連続でブレイクポイントを握っている状態は『ダブルブレイクポイント』『トリプルブレイクポイント』と呼ばれることもあります。
- 0-40(ラブ・フォーティ):トリプルブレイクポイント
- 15-40(フィフティーン・フォーティ):ダブルブレイクポイント
- 30-40(サーティ・フォーティ):ブレイクポイント
- 40-A(アドバンテージ・レシーバー):ブレイクポイント
簡単にまとめるとこんな感じです。
キープとは?
ブレイクとは逆に、サーブ側がゲームを取ることを指す言葉です。
有利と言われているサーブ側が、無事そのゲームを守る(キープ)ことに成功したという考え方でこのような呼ばれ方をしています。
つまり、サーブ側がキープすることは最低条件とも言い換えることができますね。
ブレイクってどれくらい難しいの?
- 1位:93.3%(イボ・カルロビッチ)
- 2位:92.9%(ジョン・イズナー)
- 3位:91.3%(ロジャー・フェデラー)
- 4位:90.4%(ケビン・アンダーソン)
- 5位:90.2%(ミロシュ・ラオニッチ)
※データは2018年4月のもの
コチラはトッププロによるキープ率のランキングです。
その確率を見てみると、全員が驚異の9割超えとなっており、彼らからブレイクを奪うことの難しさが分かりますね。
- 1位:34.8%(ディエゴ・シュワルツマン)
- 2位:32.7%(ラファエル・ナダル)
- 3位:32.2%(アンディ・マレー)
- 4位:30.6%(ノバク・ジョコビッチ)
- 5位:30.4%(ダミアー・ジュムホール)
※データは2018年4月のもの
いかがでしょう?キープ率と比べると、60%くらいの差がありますよね。
これらのデータから、いかにサーブが有利でリターンが不利なのかがよ〜く分かると思います。
逆に言うと、サーブ側はブレイクされると一気にピンチに陥ってしまうということになりますね。
テニス観戦がもっと楽しくなる
テニス観戦をしている時によく聞く言葉である『ブレイク』『キープ』について、その意味をお伝えしましたがいかがだったでしょうか?
それぞれの重要さを理解いただけたと思いますので、今後は選手の気持ちになって観戦することができそうですね!
テレビでの観戦もいいですが、ルールが分かってくると生で観戦するのもとても楽しくなりますよ!

それではまた!
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